環境・設備デザイン賞
Environmental and Equipment Design Award

環境・設備デザイン賞について

建築における環境・設備技術の役割は一段とその重みをましており、建築のデザインに対して、設備機器や設備システムのデザインが大きく関与していることが明らかとなってきています。
環境・設備デザインは、建築設備分野において従来あまり意識されることのなかった審美性などの「感性」に関する要素に焦点をあて、これに「機能性」「経済性」と環境問題も視野に入れた「社会性」を加えた4つの評価軸により、総合的かつ客観的な評価が可能と考えます。環境・設備デザインに的確で客観的な評価が広く一般社会に公開され、認知されることが望ましいと考えます。
そのために優秀な「環境・設備デザイン」に対して賞を送って表彰することを趣旨とします。

部門構成

Ⅰ.設備器具・システムデザイン部門
汎用性のある設備器具・設備機器・設備システムを対象とする部門

  1. 一般に利用される設備器具・設備機器・建築機材(建具など)の他、専門家が扱う器具、機器など設備システムを構成する要素を含む
  2. 電気設備・空調設備・給排水設備・防災設備・都市基盤施設などを対象とし、機械室や裏方に設置されるものを含む
  3. 再生可能エネルギーを利用するための機器やシステム
    (※再生可能エネルギーは、「太陽光」「風力」「水力」「地熱」「太陽熱」「大気熱」「バイオマス」等をいう)

Ⅱ.建築・設備統合デザイン部門
設備機器、システムが調和的、機能的に統合化されている環境建築を対象とする部門

  1. 設備機能が建築空間の中に統合的に計画されたもの
  2. 設備機能を建築的な工夫で隠蔽したもの或いは建築的にその機能を果たしているもの
  3. 通常隠蔽されている設備システムを調和的に露出させたもの
  4. 再生可能エネルギーや再生材を利用した環境建築

Ⅲ.都市・ランドスケープデザイン部門
建築とランドスケープの調和、都市空間や広場の提案など、より広がりのある地域や空間・環境を対象とする部門

  1. 建築とランドスケープの調和などの他、地域環境の保全や回復に取り組んだもの
  2. 道路や公園緑地、都市インフラ、まちなみ・景観など地域環境の向上に取り組んだもの
  3. 地元産材の利用や地域エネルギーの活用など、地域風土に適した取り組み
  4. 面的なエネルギーの活用、防災性やレジリエンシーに配慮した自立型インフラの形成などに取り組んだもの

第23回環境・設備デザイン賞

第23回環境・設備デザイン賞

第23回日程
応募登録申込受付開始 2024年 10月1日(火)
応募登録締切 2024年 11月15日(金)
応募作品説明パネル
及び評価書の提出締切
2024年 12月16日(月)
第一次審査 2025年 3月4日(火)
第二次審査 2025年 4月8日(火)
授与式 2025年 5月22日(木)
応募要項・申込書類

第23回環境・設備デザイン賞 応募作品リスト

第Ⅰ部門;設備器具・システムデザイン部門(18件)

A-001
F―Style「サーキュラーエコノミーの実現に向けた空調機再生技術」
―地球にやさしい空調機改修―

TMES株式会社 大阪支店支店長 森 茂美

A-002
体育館向け空調機フレッシュクール

日本ピーマック株式会社 技術本部 開発技術部 主管 永山 智広

A-003
空調照明連動制御システム

知的オフィス環境推進協議会 会長 三木 光範

A-004
トイレ内異常検知システム「Xeye」

三協エアテック株式会社 開発部 部長 古橋 憲治

A-005
24時間換気給気口用サイレンサー「静換気」T-Silent Sleeve

大成建設株式会社 設計本部建築設計第四部部長 清水 悟

A-006
人手不足解消の救世主!
プレメイン一体型洗浄再生中性能フィルター

株式会社 ユニパック 代表取締役 松江 昭彦

A-007
ウェルネスと省エネを向上させる 次亜塩素酸水製造供給システム

須賀工業株式会社 技術本部技術研究所執行役員 技術本部長技術研究所長 稲田 朝夫

A-008
二季化する気候変化にも対応する「次世代型多孔式パネルダクト自然換気システム」 YANMAR TOKYO

株式会社日建設計 エンジニアリング部門環境コンサルティング室 室長 田中 宏明

A-009
設備管理サポートサービス

TOTO株式会社 トイレ空間生産本部 IoT推進部 部長 秋山 史樹

A-010
Life Assist2

株式会社LIXIL デバイス事業部 IoT事業推進部 部長 倉林 慶太

A-011
O2カットパイプシステム酸素透過バリア型架橋ポリエチレン管

前澤給装工業株式会社 建築設備営業1課 担当課長 木村 太郎

A-012
環境家具

清水建設株式会社 設計本部設備設計部2部主任 重盛 洸

A-013
QRコードを利用したパーソナル制御システム

株式会竹中工務店 東京本店 設計部設 備第1部門 設備1グループ 伊藤 祐輝

A-014
クッキングオイルコレクター(富士工業販売)

富士工業販売株式会社 業務用事業本部  山田 真己

A-015
空冷ヒートポンプチラーDT-RⅢ クールタフネス仕様

三菱電機(株)冷熱システム製作所 空調システム製造部・部長 大越 靖

A-016
WOTA BOX / WOSH

WOTA株式会社 代表取締役 兼 CEO 前田 瑶介

A-017
新しい創造の萌芽となる空間DiverCell

新日本空調株式会社 技術開発研究所 副主任研究員 磯 佑輔

A-018
後付けIoTセンサユニット「Salta®」シリーズ

株式会社木幡計器製作所 代表取締役 木幡 巌

第Ⅱ部門;建築・設備統合デザイン部門(20件)

B-001
サステナブランシェ本行徳

株式会社長谷工コーポレーション 技術推進部門 住宅企画推進室 担当部長 藤田 昭

B-002
麗澤大学 校舎さつき

鹿島建設株式会社 建築設計本部 建築設計統括グループ グループリーダー 丸野 道明

B-003
各務原市役所

株式会社 日本設計 執行役員関西支社長 垣口 知久

B-004
ザ・パック株式会社本社

株式会社竹中工務店 大阪本店設計部設計第5部長 米津 正臣

B-005
KANEKA Wellness Center

大成建設株式会社 設計本部 エクゼクティブ・フェロー副本部長 平井 浩之

B-006
大阪梅田ツインタワーズ・サウス

株式会社竹中工務店 大阪本店設計部設備第3部門 設備1グループ 小林 峻

B-007
五反田JPビルディング

株式会社日本郵政不動産 開発本部 開発第二部 グループリーダー 水口 智也

B-008
東京国際大学 池袋キャンパス

大成建設株式会社 設計本部先端デザイン部先端デザイン室シニアアーキテクト 麻田 北斗

B-009
須賀工業本社ビル

株式会社 日本設計 インテグレイテッドデザイン部 上席主管 吉田 秀樹

B-010
HD現代グローバルR&Dセンター

株式会社 日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ アソシエイト 伊藤 浩士

B-011
メニコン シアターAoi ビル

大成建設株式会社 中部支店設計部部長 三橋 啓史

B-012
3GeV高輝度放射光施設 NanoTerasu(ナノテラス)

株式会社 日建設計 設計監理部門 設計グループ アソシエイト 中村 伸也

B-013
JR長崎駅ビル

株式会社 大林組 設計本部建築設計第四部部長 片岡 儀一

B-014
Niseko Bokka

株式会社WELLNEST HOME 代表取締役社長 中谷 哲郎

B-015
D-LIFEPLACE札幌

株式会社竹中工務店 北海道支店 設計部 設計2グループ長 高嶋 一穂

B-016
「ムラのある環境」における執務者の行動変容 日建設計大阪オフィス

株式会社 日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ 設備設計部 部長 田中 宏昌

B-017
キトー山梨本社

株式会社竹中工務店 東京本店 設計部 設計第4部門 設計2グループ長 中楯 哲史

B-018
ジューテック本社ビル

鹿島建設株式会社 建築設計本部 専任部長 上岡 修

B-019
東京花小金井モデルハウス

株式会社WELLNEST HOME 代表取締役社長 中谷 哲郎

B-020
オフグリッドな我が家

株式会社カメプラン 取締役 大出 達弘

第Ⅲ部門;都市・ランドスケープデザイン部門(13件)

C-001
緑豊かな恵まれた周辺環境を取り込み まちを元気にするガーデンホスピタル

清水建設株式会社 教育・文化施設設計部 グループ長 端野 亮一

C-002
サントリー天然水北アルプス信濃の森工場

株式会社 竹中工務店 大阪本店設計部 シニアチーフアーキテクト 興津 俊宏

C-003
五反田JPビルディング

日本郵政不動産株式会社 開発本部 開発第二部 グループリーダー 水口 智也

C-004
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

森ビル株式会社 常務執行役員 新井 章邦

C-005
3rd MINAMI AOYAMA

株式会社三菱地所設計 建築設計一部 ユニットリーダー 梶 隆之

C-006
温故創新の森NOVARE

清水建設株式会社 設計本部プロジェクト設計部3部 部長 牧住 敏幸

C-007
渋谷サクラステージ

鹿島建設株式会社 建築設計本部建築設計統括グループ 専任次長 浅見 邦一

C-008
馬場川通りアーバンデザインプロジェクト

株式会社ランドスケープ・プラス 代表取締役 平賀 達也

C-009
ロハス工学センター棟 ロハスの森「ホール」

日本大学工学部ロハス工学センター 日本大学工学部 教授 浦部智義・岩城一郎・中野和典・宮岡大

C-010
三井不動産ロジスティクスパーク座間

株式会社大林組 設計本部建築設計第八部 副課長 石毛 貴人

C-011
GLP ALFALINK 相模原

株式会社竹中工務店 東京本店 設計部 設計第4部門 シニアチーフアーキテクト 金子 英宏

C-012
Otemachi One

鹿島建設株式会社 建築設計本部 グループリーダー 池澤 和夫

C-013
狸上るビル

株式会社竹中工務店 北海道支店 設計部 設計2グループ チーフアーキテクト 千葉 拓也

協賛について

協賛の詳細については事務局までお問い合わせください。
協賛にご同意される方は「第23回協賛お申込書(DOC形式)」をダウンロード後、必要事項をご記入のうえ事務局までFAXにてお申込みください。
FAX受付後、事務局よりご連絡いたします。

デザイン賞の様子 第一次公開審査会/第二次公開審査会/授与式

Ee・DESIGNについて

E&E DESIGNマーク

「E&E DESIGNマーク」は、その作品が環境設備デザイン賞を受賞したことを証するマークで、主催者である一般社団法人建築設備綜合協会 環境設備デザイン賞実行委員会(以下 主催者)が所有する商標です。
「E&E DESIGNマーク」は、環境設備デザイン賞の英語表記である、“Enviirronmenttall and Equiipmentt Desiign Awarrd”を基にデザインされ、“いいデザイン”と呼称します。

学生と社会人のための「環境・設備デザインシンポジウム」

学生と社会人のための「環境・設備デザインシンポジウム

製造、設計、施工、エネルギー供給など各々の立場の技術者が、エンジニアとデザイナーの協働といった観点からその業務と役割を解説するとともに、入賞作品をはじめとした成功事例を発表します。
学生にとっては、幅広い分野で活躍する技術者がどのような業務を行いモノづくりに関わっているか、その仕事の内容と役割、やりがいについて学ぶことができます。若手技術者にとっては、多くの成功事例を聞くことにより、計画上の着眼点や社会的評価を得るための方法論などについて知ることができます。

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