建築設備綜合ゼミナール最新情報
第132回建築設備綜合ゼミナール
- テーマ
- 「ホールライフカーボン削減への取り組み最前線」
~ホールライフカーボン関連情報とZEB最新事例の紹介~ - 日時
-
2025年10月16日(木)13:20~18:00(懇親会終了)
- 定員・受講方法
お申込の際、備考に【会場受講】【Zoom受講】どちらかを記載ください。
1)会場受講(建築会館ホール) 150名
13:20開演となりますので、以下会場に開演時間までに来場ください。
〒108-0014 東京都港区芝5丁目26番20号 建築会館
JR田町駅、都営地下鉄三田駅(浅草線・三田線)から徒歩 3 分
http://abee.or.jp/about/access/
2)Zoomウェビナー 500名
お申込み確認後、開催近況になりましたら、Zoom視聴URLなどご案内致します。- 企画主旨
- 2050年カーボンニュートラルの実現に向け、建築物の資材製造、運搬、施工、運用、解体・廃棄に至るライフサイクル全般で排出されるホールライフカーボンの算定と削減への取り組みが注目されています。建築設備は、ホールライフカーボンの中でも運用段階におけるCO2排出に深く関連しており、オペレーショナルカーボンの削減に果たすべき役割は大きく、2025年度建築物省エネ法完全義務化に伴う省エネ化への取り組みの更なる強化が求められています。
本ゼミナールでは、慶應義塾大学名誉教授伊香賀先生よりオンラインにてLCAの義務化など最新動向について基調講演をいただき、事例紹介として、設計事務所、ゼネコンの各講師の方より、ホールライフカーボンの試算事例の紹介、省エネルギー化が難しいとされている病院、ホテル、生産施設のZEB化事例を紹介いただくことを予定しています。多くの皆様にとって今後の取り組みを進めるうえでのヒントとなると共に、カーボンニュートラル推進への一助となることを期待します。 - 内容
-
- 事例紹介1 13:30~14:00(講演25分 質疑5分)
病院ZEBの普及に向けた小田原市立総合医療センターにおけるZEB Ready実現の取組
株式会社 竹中工務店 東京本店 設計部 設備第2部門 設備1グループ
グループ長 白石 晃平 様
主任 巽 大輝 様
病院は感染対策等に伴い空調負荷が大きく医療継続のための設備冗長性も必須であり、ZEB化が困難な用途です。計画初期から病院特有のZEB化課題を抽出し、課題に応じた省エネ技術を導入することで、大病院として国内最高の省エネ性能(BEI=0.43)でZEB Readyを認証取得しました。 - 事例講演2 14:05~14:35(講演25分 質疑5分)
OKI本庄工場H1棟 ゼロエネルギーファクトリーZEFの実現
大成建設株式会社 設計本部設備設計第三部 シニアエンジニア 信藤 邦太 様
工場全体のエネルギー消費量を適正に評価可能な独自の評価指標として「ZEF」を構築・適用しました。H1棟におけるZEFを実現するための導入技術とその効果検証結果について報告し、運用後のエネルギーデータからわかってきた課題や今後の展望についても紹介します。 - 基調講演(オンライン) 14:40~15:10(講演25分 質疑5分)
建築物ホールライフカーボン報告義務に関する海外動向と日本の対応
慶應義塾大学名誉教授・(一財)住宅・建築SDGs推進センター理事長 伊香賀 俊治 様
欧米の主要な国・自治体において建築物ホールライフカーボンの報告義務・上限値規制等の政策が実施されており、欧州では建築物エネルギー効率指令が改正され、2028年1月以降、1,000㎡以上での施行が予定されています。日本における制度化検討の最新状況を紹介します。 - 事例講演3 15:20~15:50(講演25分 質疑5分)
建築物のLCAと検討事例
鹿島建設株式会社 環境本部 地球環境室 課長 木原 勇信 様
建築物のLCA概論および、CO2とGHGの評価手法の違いについて説明します。また、ケーススタディをもとに、ホールライフカーボン、アップフロントカーボンの全体傾向、アップフロントカーボンの内訳について、建築・設備の部位、設備ごとの傾向分析の結果について説明します。 - 事例講演4 15:55~16:25(講演25分 質疑5分)
建築物のホールライフカーボン評価と建築設備
株式会社 日建設計 エンジニアリング部門 ダイレクター 丹羽 勝巳 様
建築物ホールライフカーボン算定ツール(J-CATⓇ)の概要・算定事例の紹介とともに、国内外の建築設備に関する製品単位の環境負荷の情報開示の取組みの動向、空調冷媒漏洩の影響とその対策など、カーボンニュートラル実現に向けて建築設備分野はどう対応すべきかを解説します。 - 事例講演5 16:30~17:00(講演25分 質疑5分)
大規模宿泊施設のZEB化とホテル運営に配慮したエネルギーマネジメント
鹿島建設株式会社 建築設計本部 設備設計統括GR グループリーダー 小川 健次 様
環境配慮建築のデファクトスタンダードとなっているZEBのエネルギー多消費型施設への展開事例として、別府温泉 杉乃井ホテル「宙館」におけるZEB認証(ZEB Oriented)事例とともに、ホテル運営に配慮したエネルギー評価指標によるエネルギーマネジメント手法を紹介します。 - 講演終了後~18:00 懇親会(建築会館ホールにて)
講演終了後、講師と会場受講者にて懇親会を行いますので、奮ってご参加ください。
- 事例紹介1 13:30~14:00(講演25分 質疑5分)
- 受講料
- 会員 16,500円(税込)
一般 19,800円(税込) - お支払い方法
- 銀行振込とさせて頂きます。
お申込み確認後、申込者の方にご請求書をお送りいたします。 - 申込締切
- 2025年10月10日(金)まで
- 視聴についてのご注意
-
- 1) Zoom受講をご希望される方には、開催近況になりましたらZoomウェビナー参加用URLをメールでご案内致します。
以下2) ~8)はZoom受講者への注意事項になります。
2) 視聴にはPCやタブレットなどの端末と、インターネット環境が必要です。通信料は参加者のご負担となりますので、予めご了承ください。
3) Zoom視聴可能か事前にご確認をお願い致します。アプリでの視聴が不可の方は、Zoomサポートセンターが推奨するWEBクライアント(ブラウザ)「Google Chrome」「Firefox」「Edge」をお試しください。
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/214629443
4) Zoomの使い方・動作環境は、協会事務局での対応は出来兼ねますので、Zoomヘルプセンターをご確認ください。
https://support.zoom.us/hc/ja/categories/201146643ビデオウェビナー>ウェビナーへの参加(参加者)
5) 受講料1名につき1名の方の受講をお願いしております。複数名受講、受信映像や映写資料の保存(画面キャプチャ、カメラ撮影等)、録音、再配布はご遠慮ください。
6) 視聴者変更による代理参加の場合、速やかに事務局までご連絡ください。当日の対応は出来兼ねますので予めご了承ください。
7) LIVE配信のため、開催後の視聴はできません。
8) PCやネット環境により視聴できなかった受講者の方は後日協会事務局までお問合せください。
9) SHASECPD会員は、受講後ご自身で空気調和衛生工学会CPDポイントシステムから入力・確認を行ってください。 CPDポイントについて(基本1時間1ポイントとなります。)
10)その他
・協会職員が在宅勤務の場合がありますので、お問い合わせはメールにてお願い致します。
・諸事情につき開催を見送る場合は事前にご案内致します。
・会場アクセス 〒108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館 最寄り駅「JR田町駅」徒歩5分、「都営地下鉄 三田駅」から徒歩3分
- 1) Zoom受講をご希望される方には、開催近況になりましたらZoomウェビナー参加用URLをメールでご案内致します。