建築設備綜合ゼミナール開催履歴

第129回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
「建築のレジリエンス、BCP対応策の最前線」
~最新事例から今後のレジリエントな都市・建築の在り方を展望~
日時

2024年3月21日(木)13:30~18:00(懇親会終了)
建築会館ホール会場受講とZoomウェビナー

企画主旨
 2015年に国連が定めたSDGsの17の目標の内、目標11「住み続けられるまちづくりを」のキーワードに「災害に対応する強靭さ(レジリエンス)」が掲げられています。昨今の異常とも思える気象や多発する地震等を鑑みて建築のBCPとレジリエンス強化への取り組みは、今後もますます重要になって行くと考えられます。建築のレジリエンス強化においては、建物単体での取り組みはもちろんのこと、都市全体での対策が有効であり、それらを総合したリスク評価も重要性を増しています。
本ゼミナールでは初めに、基調講演で芝浦工業大学増田教授より“建築・都市のレジリエンス”の全体像を講演頂き、業務ビル、大型ショッピングセンター、医療施設におけるレジリエンス強化の最新事例を紹介します。
今後のレジリエントな社会・地域・建築の展望を図る一助となればと願います。
内容
    基調講演

    ・危機事象と向き合う建築 ~建築・都市のレジリエンス~
    芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科 教授  増田 幸宏 様

    事例講演

    ・不動産レジリエンス認証ResReal(レジリアル)とその活用方法について
     一般財団法人 日本不動産研究所 業務部 次長 ESG支援チームリーダー 古山 英治 様

    ・地球環境と地域防災に貢献する脱炭素ショッピングモール~イオンモール豊川~
     清水建設株式会社 設計本部 設備設計部3部 部長  森田 英樹 様

    ・明興ビル 中規模オフィスビルにおけるレジリエンスと脱炭素の両立への取り組み
     株式会社 竹中工務店 東京本店 設計部 設備第1部門設備1グループ チーフエンジニア

    ・荒尾市立有明医療センターにおけるエネルギーサービス事業について
     東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
     ソリューション営業本部 都市エネルギーソリューション部 都市エネ第一グループ  山田 惟月 様

第128回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
「次世代型施設構築と建設プロセスにおけるDX&RX」
~DX&RXの最新事例を紹介し、“Society5.0実現”への方向性を探る~
日時

2023年10月12日(木)13:30~18:00(懇親会終了)
建築会館ホール会場受講とZoomウェビナー

企画主旨
 労働人口の減少・ウィズコロナに配慮した働き方改革・ダイバーシティ等のさまざまな社会課題・顧客ニーズの解決・充足が急務となっています。その中で、AI・IoTテクノロジーを活用した付加価値の高い次世代型施設の構築は必要不可欠です。一方、建設プロセスにおいても労働時間改善(2024年問題)に向けた取り組みの中でDX、RXの活用は必然と考えられます。
本ゼミナールでは、施設運営モデル・執務者への付加価値向上・建設会社が開発を進めるDX&RXの最新事例を紹介し、“Society5.0実現”に向けた方向性を探ります。
内容
    基調講演

    ・施設運営におけるAI画像解析・ロボット建物設備連動・IoT設備点検等の取り組み
    三菱地所株式会社 運営事業部 兼 DX推進部 統括  渋谷 一太郎 様

    事例講演

    ・HANEDA INNOVATION CITYにおけるスマートシティ・スマートビルディングへの取組み
     HANEDA INNOYATION CITY SPC統括責任者
     鹿島建設株式会社 開発事業本部 事業部長  加藤 篤史 様

    ・業界連携・異業種共創による建築現場のRX(ロボット革命)推進
    建設RXコンソーシアムⓇ 事務局  井上 竜太 様
    (株式会社 竹中工務店 技術本部 技術戦略部 シニアチーフエキスパート)

    ・竹中セントラルビルサウス ~脱炭素社会に貢献するストック改修~
     株式会社 竹中工務店 東京本店 設計部 設備第1部門設備1グループ シニアチーフエンジニア  芝原 崇慶 様

    ・メブクス豊洲におけるDXの取り組み
     清水建設株式会社 設計本部 設備設計部2部 設計長  菅 裕之 様

第127回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
エネルギーを創る・貯める・使う
~2050年カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギーの更なる有効利用を考える~
日時

2023年3月28日(火)13:30~17:30
Zoomウェビナー

企画主旨

2021年10月に第6次エネルギー基本計画が閣議決定され、再生可能エネルギーを主力電源として最優先に最大限の導入に取り組む方針が改めて示された。基本計画の方針を受けて、建築・設備分野においても再生可能エネルギーの有効利用が、2030年カーボンハーフ・2050年カーボンニュートラルに向けての重要課題となっています。そうした背景の中で、建築・設備において再生可能エネルギーを有効活用する上で重要なDR(ディマンドリスポンス)、VPP(Virtual Power Plant=仮想発電所)、複数拠点での熱電併給ネットワークの事例や次世代エネルギーの水素利活用やデータセンターでの雪の冷熱エネルギーの建物への有効利活用の技術紹介を通して、カーボンニュートラルに向けての建築・設備の取り組みを考えます。

内容
基調講演

・再エネを主体とするエネルギーシステムが求めるもの
 -創エネ・蓄エネとエネルギー利用の新たなコーディネーション-
 早稲田大学 研究院(研究機関) スマート社会技術融合研究機構 上級研究員
 (研究院教授)  石井 英雄 様
基調講演
・都市エネルギー分野でのグリーン水素利用の取り組み紹介
 株式会社 大林組 技術本部 環境・エネルギーソリューション部 部長  島 潔 様
・雪冷熱を利用したCo2排出量ゼロのデータセンター
 株式会社ホワイトデータセンター 代表取締役  伊地知 晋一 様
・多拠点一括エネルギーサービス「JFE―METS」
 JFEエンジニアリング株式会社 電力ビジネス事業部 エネルギーサービス事業推進部
 営業グループマネージャー  西村 武彦 様
・東京ガスグループのカーボンニュートラルに向けた取り組み
 東京ガス株式会社 総合企画部 エネルギー・技術グループマネージャー
 岩田 哲哉 様
・カーボンニュートラルに向けた電力会社の挑戦
 ~再エネ余剰を活用したグリーン水素(間接電化)~
 東京電力エナジーパートナー株式会社 販売本部 法人営業部 スマートコミュニティ
 開発グループ グループマネージャー  岡本 泰英 様

第126回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
「SDGs、ESG投資、カーボンニュートラル2050」
~最新のZEB化建築の事例から建設業が取り組む課題を紐解く~
日時

2022年9月29日(木)13:30~17:45
ハイブリッドセミナー
1) 会場受講(建築会館ホール)
2) Zoomウェビナーによるオンラインセミナー

企画主旨

SDGs達成に向けた取組みとESG投資、カーボンニュートラルに向けた取組みは建築設備において大きな課題です。本ゼミナールでは建築・設備分野におけるSDGs、ESG投資のポイントを紹介するとともに、カーボンニュートラルに向けて建築由来のCO2排出量の⼤きな割合を占める建設ストックへの取組みの事例、更には新築における取組み事例を紹介し、2050年温室効果ガス排出実質ゼロ達成を建築設備がどのように応えていくべきかを考えます。パネルディスカッションでは、建物のライフサイクルにおけるScope1~3のプロセスでの温室効果ガス削減において、今後の建築設備の方向性・解決策を探ります。

内容

・基調講演 GX競争に勝ち残る企業を考える
 国連環境計画・金融イニシアチブ 特別顧問  末吉 竹二郎 様
・事例講演 久留米市環境部庁舎 ~既存建築物『ZEB』改修の設計と実績~
 備前グリーンエネルギー株式会社 事業部長・執行役員  山口 卓勇 様
・事例講演 ゼロ・エネルギースクール瑞浪北中学校
 株式会社 日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ シニアダイレクター
 田中 宏明 様
・事例講演 未来へつなげる『超環境型オフィス』を北陸から
 清水建設株式会社北陸支店 設計部 設備設計グループ長  天田 靖佳 様
・事例講演 「OKI本庄工場H1棟 ~ 大規模生産施設で国内初の『ZEB』と新たな
 評価指標ZEFの構築 ~」
 大成建設株式会社 設計本部 設備設計第三部 プロジェクト エンジニア
 信藤 邦太 様
・パネルディスカッション
 【コーディネーター】
  芝浦工業大学 建築学部 建築学科 教授  秋元 孝之
  (一般社団法人 建築設備綜合協会 会長)
 【パネラー】
  備前グリーンエネルギー株式会社  山口 卓勇 様
  株式会社 日建設計  田中 宏明 様
  清水建設株式会社  天田 靖佳 様
  大成建設株式会社  信藤 邦太 様

第125回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
スポーツイベント施設の建築・設備技術 ~東京五輪を支えた施設~
日時
2022年3月8日(火)13:30~17:10
Zoomウェビナーによるオンラインセミナー
企画主旨
 「スポーツ」施設としての建物・周辺環境づくり、大空間の施設計画、省エネルギー・ウェルネスへの配慮・大災害の際の避難施設としての機能、近隣の街並みとの連携・レガシーとしてのスポーツ文化の役割など、個々の施設のコンセプト、特徴について、最新の取り組みを中心に設計・建設をご担当された方からご紹介いただきます。
内容
・国立競技場
 大成建設株式会社 設計本部 設備設計第二部
 シニア・エンジニア  平井 宏幸 様
・東京アクアティクスセンター
 株式会社 大林組 設計本部 設備設計部
 課長  池田 正人 様
・有明アリーナ 多目的アリーナにおける設備計画
 株式会社 竹中工務店 東京本店 設計部設備部門
 副部長  村下 和紀 様
・HARUMI FLAGへの水素供給とエネルギーマネジメント
 東京ガス株式会社 エネルギー企画部エネルギー公共グループ
 課長  福地 文彦 様
・有明体操競技場
 株式会社 日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ
 ダイレクター  宮坂 裕美子 様

第124回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
2050年に向けた「カーボンニュートラル」の取り組み
                    ~グリーン成長戦略と最新事例紹介~
日時
2021年8月31日(火)13:30~17:30
Zoomウェビナーによるオンラインセミナー
企画主旨
 2020年10月26日、菅首相の所信表明演説において「温室効果ガス排出を2050年には実質“ゼロ”とする」宣言がなされました。更には、2021年4月22日政府は、2030年に向けた温室効果ガスの削減目標について、政府の地球温暖化対策推進本部の会合で、2013年度に比べて46%削減することを目指すと表明しました。46%削減は、2013年度に比べて26%削減するとした6年前に決めた現在の目標を大幅に引き上げることになります。2021年は、この取り組みに向けた、エネルギー政策の選択が問われる大切な年となります。
  本ゼミナールでは、「カーボンニュートラル2050」に向けた取り組みの最新情報、方向性、取組事例を紹介し、パネルディスカッションでは、今後の建築設備の方向性を探ります。
内容
【基調講演】
・2050年カーボンニュートラルに向けた課題と対応
 経済産業省 産業技術環境局 エネルギー・環境イノベーション戦略室
 室長  河原 圭 様

【事例講演】
・東京電力グループのカーボンニュートラルへの取組み
 東京電力エナジーパートナー株式会社 販売本部 法人営業部
 エリア開発推進部長  辻田 卓史 様
・東京ガスグループのCO2ネット・ゼロへの挑戦
 東京ガス株式会社 エネルギー企画部
 エネルギー公共グループマネージャー  清田 修 様
・面的エネルギーを核とした「エネルギーまちづくりアクション2050」
 三菱地所株式会社 スマートエネルギーデザイン部
 ユニットリーダー  重松 眞理子 様
 丸の内熱供給株式会社
 専務執行役員  佐々木 邦治 様
・六本木ヒルズにおけるRE100とVPPへの取り組み
 六本木エネルギーサービス株式会社
 取締役  徳本 勉 様

【パネルディスカッション】
コーディネーター:芝浦工業大学 建築学部 建築学科 教授  村上 公哉 様           (一般社団法人 建築設備綜合協会 理事 ゼミナール委員)
パネラー:東京電力エナジーパートナー株式会社 辻田 卓史 様
     東京ガス株式会社 清田 修 様
     三菱地所株式会社 重松 眞理子 様
     丸の内熱供給株式会社 佐々木 邦治 様
     六本木エネルギーサービス株式会社 徳本 勉 様

第123回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
ウェルネス・働き方改革の視点からの建築・設備計画
                    ~最新の取り組み・建物計画事例紹介~
日時
2020年10月27日(火)13:30~17:30
Zoomウェビナーによるオンラインセミナー
企画主旨
『働き方改革』とは、多様で柔軟な働き方を推進するための改革であり、建築・設備計画においては、労働生産性や労働安全衛生面の向上や快適性・満足度を高めるために、空間の工夫や最新のICT技術の活用など様々な手法により、『ウェルネス』の実現が求められています。
本ゼミナールでは、建物の低炭素化という社会ニーズに加え、付加価値として重要度が増している『働き方改革』、『ウェルネス』、『就業面の衛生環境への配慮』の視点から、先導的建物の事例、先駆的な取り組みや技術紹介を行っていただき、パネルディスカッションでは、withコロナを踏まえた今後の環境建築の方向性などをご紹介いたしました。
内容
【基調講演】
・快適性と知的生産性に配慮したウェルネス建築のあり方
 芝浦工業大 建築学部 建築学科 教授  秋元 孝之 氏
 (一般社団法人 建築設備綜合協会 会長)

【事例講演】
・「新価値創造力の向上」を目指した新しい研究所へ
                    「竹中技術研究所リニューアル」の紹介
 株式会社 竹中工務店 東京本店 設計部 設備部長  田中 宏治 氏
・ニューノーマル時代のワークプレイス戦略
 三菱地所株式会社 ビル営業部 FMコンサルティング室長  竹本  晋 氏
・ウェルネス空間「そと部屋」の開発と効果
 鹿島建設株式会社 技術研究所 建築環境グループ グループ長  権藤  尚 氏
・ウェルネスオフィスのデザインと実証
        「人と空間のラボ(ZEB実証棟)」におけるWELL認証取得の取り組み
 大成建設株式会社 技術センター 都市基盤技術研究部 空間研究室
                         副主任研究員  田中 拓也 氏

【パネルディスカッション】
コーディネーター:一般社団法人 建築設備綜合協会 ゼミナール委員   豊田 博康
(鹿島建設株式会社 建築設計本部 設備設計統括グループ 統括グループリーダー)
パネラー:株式会社 竹中工務店  田中 宏治 氏
     三菱地所株式会社  竹本  晋 氏
     鹿島建設株式会社  権藤  尚 氏
     大成建設株式会社  田中 拓也 氏

第122回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
SDGsの達成に貢献する建築設備 ~ZEBの最新事例~
日時
2019年12月2日(月)13:30~17:30
企画主旨
2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)には、17の目標があります。政府は、これらの目標を「SDGs実施指針」として8つの優先課題に分類・整理しました。ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)はこの中の優先課題のひとつ『省エネ・再エネ、気候変動対策、環型社会』の項目に大きく関わっており、SDGsの達成に貢献する技術として、普及拡大が望まれています。さらに、ZEBの普及のために、働き方改革やウェルネス、レジリエンス等、SDGsのその他の目標達成に貢献する技術の導入も図られようとしています。
本ゼミナールでは、SDGsの達成に貢献する建物のZEB化を実現することにより生まれる新たな付加価値について、最新事例をを中心に紹介頂きました。
内容
【基調講演】
・業務部門の省エネ政策とSDGsに資するZEBの普及促進
 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
 省エネルギー課 課長補佐  田中 宏和 氏

【事例講演】
・先進技術を結集した「ZEB関連技術実証棟」における『ZEB』の達成と
 さらなるビルの付加価値向上に向けた取り組み
 三菱電機株式会社 開発本部 情報技術総合研究所 部長  浮穴 朋興 氏
・働きやすさを追求した自社ビルでのZEB事例「エネフィスシリーズ」
 ~ZEBの実証とSDGsにつながるZEBの技術開発~
 ダイダン株式会社 エンジニアリング本部 ZEB推進部 部長  杉浦 聡 氏
・テナントオフィスビルで国内初のZEB Ready認証事例
 ~JS博多渡辺ビルのZEBの紹介とSDGsへの展望~
 大成建設株式会社 設計本部 設備計画部 部長  豊原 範之 氏
・ZEBを目指した公共建築の最新事例 秋田市新庁舎の環境設備計画とSDGs
 株式会社 日本設計 環境・設備設計群 シニアマネージャー  星野 聡基 氏
・リコーの経営戦略とSDGs ~RE100参加と脱炭素社会づくりへの貢献~
 株式会社リコー サステナビリティ推進本部 社会環境室 室長  阿部 哲嗣 氏

第121回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
AI・IoTを活用した建築・設備における新たな価値の創出 ~最新事例紹介と展望~
日時
2019年7月12日(金)13:30~17:30
企画主旨
2018年に策定された総務省の提言「未来をつかむTECH戦略」の中で「Sosiety5.0の実現」のために、ICT技術の利活用・高度化が必要と位置付けています。このような社会的ニーズの高まりの中で、AI・IoT技術の進化は、めざましく様々な分野で実用化が進んでいます。建築の分野では、これらの活用によって、出来上がった建築の運用時に、今までにない新たな価値が創出されています。本ゼミナールでは、建築・設備の計画・設計への導入によって生まれる新たな価値を実建物での事例を中心に紹介頂きました。
内容
【基調講演】
・最新のIoT/AIを活用したスマートビルの実施例
 ~EQ HouseにおけるAIによる無人制御への挑戦~
 株式会社 竹中工務店 情報エンジニアリング本部 主任  粕谷 貴司 氏
・IoTによるオフィス・都市の価値向上の可能性
 ~情報を通して環境、もの・ひとのつながりを考える~
 株式会社 日建設計 DDL(Digital Design Lab)室長  角田 大輔 氏
・コンビニエンスストアにおけるエネルギー最適化
 ~ローソン店舗におけるZES(Zero Energy Store)と
 エネルギー使用の最適化に向けた取り組みついて~
 株式会社 ローソン  開発本部建設部 シニアマネジャー  樋口 智治 氏
・AIとIoTによってインテリジェント化するスマートビルの
 最新動向と今後の展望についてジョンソンコントロールズ株式会社
 営業推進本部 営業開発統括部長  木山 裕行 氏
・パナソニックのスマートエイジングケア事業の取組み
 ~IoT/AIセンシング技術を活用した介護施設向けソリューション
 みまもり安心サービス~
 パナソニック株式会社 ビジネスイノベーション本部
 スマートエイジングケアプロジェクト 主幹  波多江 智之 氏

第120回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『エネルギー面的利用における省CO2・BCDへの取り組み』~ 話題の事例紹介 ~
日時
2018年12月3日(月) 13:30~17:30
企画主旨
街区・地区の省CO2とエネルギーセキュリティを担うBCDへの取り組みをテーマに、都市部における話題性のある先導的なエネルギーの面的利用事例を集めました。これらの事例について、電気・熱の面的な利用の特長、計画・設計の思想・内容等を紹介していただきました。
内容
【基調講演】
・建築設備・街づくりにおけるスマートコミュニティの意義
 一般社団法人 建築設備綜合協会 理事  村上 公哉 氏
 (芝浦工業大学 建築学部 建築学科 教授)

【事例紹介】
・豊洲埠頭地区の段階的なスマートエネルギーネットワークの拡張
 ~まちづくりにおける環境性と防災性の向上への貢献~
 東京ガス株式会社 エネルギーソリューション本部
 都市エネルギー事業部 スマエネ事業推進部長  豊田 光雄 氏

・日本橋地区における電力供給事業・熱供給事業
 ~既存街区を取り込んだエネルギーの面的利用と都市防災力の向上~
 三井不動産TGスマートエナジー株式会社 代表取締役社長  丸山 裕弘 氏

・みなとアクルスにおけるエネルギー需給システムについて
 ~低炭素性と災害対応力を両立させるスマートタウンの実現~
 東邦ガス株式会社 用地開発推進部 港明開発グループマネージャー  今枝 薫 氏

・大手町・丸の内・有楽町地区におけるエネルギーの面的利用事例
 ~継続的なエネルギー効率改善とBCDへの対応~
 丸の内熱供給株式会社 執行役員 開発技術部長  古田島 雄太 氏

第119回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『多様な建物用途における省CO2・BCPへの取り組み』~話題の先導的事例紹介~
日時
平成30年8月28日(火) 13:30~17:30
趣旨
省CO2とBCPへの取り組みをテーマに、様々な建物用途における話題性のある先導的な事例を集めました。これらの事例について、ユーザーニーズに基づくそれぞれの建物の特性とそれに対応する設計の思想、計画・設計の内容や運転データ等を紹介していただきました。
内容
基調講演 「建築における省CO2の実現とコベネフィットの重要性」
一般社団法人 建築設備綜合協会 会長  秋元 孝之 氏
(芝浦工業大学 建築学部 建築学科 教授)

事例紹介 「赤坂インターシティAIR」
株式会社 日本設計 環境・設備設計群 グループ長  竹部 友久 氏

「浦安市新庁舎」
鹿島建設株式会社 建築設計本部 設備設計統括グループ チーフエンジニア 神谷 麻理子 氏

「読売テレビ新社屋」
株式会社 竹中工務店 大阪本店 設計部設備部門 副部長  中川 浩明 氏

「順天堂大学医学部附属 順天堂医院 B棟」
清水建設株式会社 設計本部設備設計4部 グループ長  辻  裕次 氏

「ライオンズ芦屋グランフォート」
 ~Nearly ZEH-Mによる非常時のエネルギー自立と省CO2の両立~

株式会社 大京 建築管理部 商品企画室 室長  中山 雄生 氏

第118回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『再生可能エネルギー・水素活用の最新動向 ~事業・実用化に向けた取組み~』
日時
平成29年12月5日(火) 13:30~17:30
趣旨
低炭素社会の実現に向け、私たち建築設備に携わる技術者にとっての一丁目一番地は「省エネルギー」ですが、太陽光・太陽熱や風力やバイオマスなどの身の回りに豊富にある再生可能エネルギーの活用もまた私たちが取り組むべき重要な分野です。そこで今回のゼミナールでは、新エネルギー法において「新エネルギー利用等」として定義されたものの中から建築設備分野に関連の深い再生可能エネルギーを幾つか取り上げ、さらに電気・熱に続く二次エネルギーとしての期待が大きい「水素エネルギー」への取組み事例を紹介していただきました。
内容
基調講演 「水素社会の実現に向けた戦略と課題」
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
新エネルギーシステム課長  山影 雅良 氏

事例紹介 「再生可能エネルギー事業の取組み
               ~太陽光発電・風力発電・バイオマス発電~」

株式会社 大林組 テクノ事業創成本部 新領域事業第一部  保坂 勇次 氏

「農業地域における家畜ふん尿由来水素を活用した地産地消型水素サプライチェーン」
鹿島建設株式会社 環境本部 プロジェクト開発グループ グループ長 八村 幸一 氏

「バイオマスコージェネレーションの技術動向と事例紹介」
ヤンマーエネルギーシステム株式会社 営業統括部エンジニアリング部
ソリューション営業推進グループ 部長  林 清史 氏

「水素社会に向けたHondaの取り組み」
本田技研工業株式会社 ビジネス開発統括部 スマートコミュニティ企画部
モビリティビジネス企画課 主幹  溝端 健二 氏

「再生可能エネルギー由来水素がもたらす新しいソリューション」
東芝エネルギーシステムズ株式会社 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム
統括部長  大田 裕之 氏

第117回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『スマートウェルネスの最新動向 ~健康増進・快適性、知的生産性の向上に向けて~』
日時
平成29年8月9日(水) 13:30~17:30
趣旨
平成29年4月より、建築物エネルギー消費性能の基準への適合が義務化されました。建物の省エネ性能の向上に加え、健康寿命を伸ばすため多方面で心身の健康を増進する取り組みも進められており、厚生労働省によりメンタルヘルス対策が強化されています。企業においても、社員の健康を生む、働く環境性能の向上などが、生産性の向上と企業活力につながるとの認識が普及しつつあります。今回のゼミナールでは、最近話題の『スマートウェルネス』に焦点を当て、その考え方や、健康増進・快適性、知的生産性の向上に寄与する建築設備分野との関わりなどを中心に紹介していただきました。
内容
基調講演 「スマートウェルネスに配慮した建築・設備へのESG投資に向けて」
早稲田大学 理工学術院 創造理工学部建築学科 教授  田辺 新一 氏

事例紹介 「ワークプレイスデザインとワークスタイルに関するこれからの潮流」
シービーアールイー株式会社 ワークプレイスストラテジー
アソシエイトディレクター  奥 錬太郎 氏

「スマートウェルネスオフィス実現への取り組み」
大成建設株式会社 技術センター 都市基盤技術研究部 エネルギー研究室
課長代理  市原 真希 氏

「健康を支える放射整流空調の技術」
木村工機株式会社 事業推進本部 営業開発センター  齊藤 一成 氏

「集中度評価指標と集中度向上照明」
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 先進技術開発センター
人間工学技術部  大林 史明 氏

「フジクラの健康経営への取り組み」
株式会社 フジクラ 人事部 健康経営推進室 副室長  浅野 健一郎 氏

第116回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『建築物省エネ法適合義務化 ~最新情報とその対応策~』
日時
平成28年12月9日(金) 13:30~17:30
趣旨
我が国において、エネルギー消費の効率化、燃料の転換等により産業・運輸部門のエネルギー消費量は減少傾向にありますが、民生部門(業務・住宅)のエネルギー消費量は依然増加傾向にあります。
このような現状を背景に、建築物のエネルギー消費性能の向上を図るため、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」が平成27年7月1日に国会において成立し、平成27年7月8日に公布されました。この法律により、住宅以外の一定規模以上の建築物のエネルギー消費性能の基準への適合義務、エネルギー消費性能向上計画認定制度(容積率特例)の創設等が講じられました。
本ゼミナールでは、平成29年4月より適用される建築物のエネルギー消費性能の基準への適合義務化とその先へ向けた行政の施策、適合認定機関の審査内容、各種基準適合性判定プログラムの有効な活用方法等の、最新状況を各関係者より解説いただきました。
内容
基調講演 「適合義務化と今後の施策 」
国土交通省 住宅局住宅生産課 建築環境企画室 企画専門官  福井 武夫 氏

省エネ法とその対応 ~解説~ 「省エネ基準適合性判定から建物竣工まで」
日本ERI株式会社 省エネ推進部 副部長  高橋 彰 氏

「WEBプログラムと有効な活用方法」
株式会社 ティーディーシー 取締役 エンジニアリング部
統括マネージャー 渡邊 統之 氏

「BESTプログラムと有効な活用方法」
株式会社 日本設計 環境設備設計群 品川 浩一 氏

パネルディスカッション「ディスカッションの趣旨説明と課題解説」
コーディネーター
一般社団法人 建築設備綜合協会 会長 秋元 孝之 氏
(芝浦工業大学 工学部 建築工学科 教授)

パネラー
日本ERI株式会社 高橋 彰 氏
株式会社 ティーディーシー 渡邊 統之 氏
株式会社 日本設計 品川 浩一 氏

第115回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『IoT・ビッグデータ 建築設備における活用拡大に向けて』
日時
平成28年8月29日(月) 13:30~17:30
趣旨
近年のIoT・ビッグデータ等の発展により、従来の産業・ビジネスモデルが大きく変革する可能性があります。
建築設備業界では、「エネルギーの見える化」や機器の運用管理を中心として,データの収集・分析する技術を蓄積してきました。IoTやビッグデータの技術は1ランク上の性能向上や運用管理、省エネ化を提供することを可能とし、さらには建築、建築設備のビジネスのあり方を変えてしまうほどのインパクトがありそうです。
今回のゼミナールでは、建築設備分野の未来について、IoT・ビッグデータ等の施策や有効活用により新しい付加価値やサービスを創出するためのヒントを紹介していただきました。
内容
基調講演 「超スマート社会からみた建物(住宅)のIoT化」
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域研究戦略部
研究企画室 室長 谷川 民生 氏

事例紹介 「IoT・ビッグデータの動向と活用推進に向けたポイント」
株式会社 野村総合研究所 上級コンサルタント コンサルティング事業本部
ICT・メディア産業コンサルティング部 前原 孝章 氏

「IoTとビッグデータ が新しい価値を生み出す、
             ビジネスイノベーションを支える日立の取組み」

株式会社 日立製作所 ICT事業統括本部 サービス営業推進本部
ソリューション販売推進部 主任技師 塩入 亮太 氏

「東京電力パワーグリッドが取り組む新規事業のご紹介」
東京電力パワーグリッド株式会社 経営企画室 新事業開発グループ
課長 鍋谷 雄一 氏

「BEMSデータの高度利用による省エネルギーへの取り組み
  -大規模事務所ビルにおける
     EFDetector®(エネルギーフォルト検知システム)の活用事例-」

鹿島建物総合管理株式会社 建物管理本部 本部次長 日沖 正行 氏

「提携クレジットカードにおけるカードデータを活用した
             提携先マーケティング支援(商業施設運営)」

三越伊勢丹グループ 株式会社エムアイカード 経営企画部 マーケティンググループ
グループ長 肥後 龍治 氏

第114回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『最新情報!!スマートコミュニティへの取組』
日時
平成28年2月24日(水) 13:30~17:30
趣旨
近年、東日本大震災の震災復興や2020年のオリンピック・パラリンピックの開催による東京の更なる成長に向け、環境都市機能や防災都市機能のより一層の向上を図り、エネルギーの安定確保と効率的な利活用を可能とする「スマートグリッド」や、それを基盤とした社会システム『スマートコミュニティ』への取り組みが注目されています。特に東京では、国家戦略特区を中心とした様々な大規模再開発計画に『スマートコミュニティ』の考え方が盛り込まれ、その実現が現実味を帯びてきています。しかしながら、『スマートコミュニティ』の実現のためには、需要家視線による官・民・地元の協力に基づいた地域のニーズを先取りするスマートグリッド技術や最新自立分散技術などの要素技術を用いた電力・熱供給システムや社会インフラ構築のための事業スキームの確立が不可欠であります。そこで、今回のゼミナールでは、スマートコミュニティ研究の第一人者である東京大学の野城副学長にスマートコミュニティの総括的な役割や「建築設備」との関わりにも触れ幅広い知見を紹介頂き、デベロッパー、エネルギー会社、総合建設業、機器メーカー等の皆様から最新のスマートコミュニティへの具体的実例をご紹介いただきました。
内容
基調講演 「スマートコミュニティ:その可能性と課題」
東京大学 副学長 生産技術研究所 教授  野城 智也 氏

事例紹介「三井不動産の日本橋スマートシティ」
三井不動産株式会社 ビルディング本部 環境・エネルギー事業部長  丸山 裕弘 氏

「田町駅東口北地区 スマートエネルギーネットワークによる省CO2街づくり」
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
エネルギーソリューションカンパニー 常務執行役員  小西 康弘 氏

「スマートコミュニティの取組事例と今後の展望」
清水建設株式会社 執行役員 ecoBCP事業推進室 室長  那須原 和良 氏

「エネルギー全体最適への取り組み ~需要と供給、両サイドからのアプローチ~」
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー マーケティング本部
環境マーケティング部 部長  甘利 健 氏

第113回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『建設産業革命 BIM最前線(その実例と課題)』
日時
平成27年8月24日(月) 13:30~17:30
趣旨
近年、設計・見積り・施工・メンテナンス等、建築の各フェーズでのBIM(Building Information Modeling)の活用が現実味を帯びて来ています。当初はその視覚的なインパクトから主にプレゼンテーションのツールとしての役割を多く担っていましたが、次第に施工の現場での干渉チェックや見積りツールとしても実用的に使われるようになりつつあり、今後は、施工時の出来高管理、施工図作成整合性の確認、検査記録作成チェック、さらには竣工後のFMにまで拡大した用途への活用も模索されています。しかし、それぞれの作業には未だ解決しなくてはいけない多くの課題も有り、さらに各ステップの相互関係をどのように連携していくかにも大きな課題が残されています。そこで、今回のゼミナールでは、『建設産業革命 BIM最前線(その実例と課題)』と称して、私たち設計事務所、総合建設業、専門設備会社、機器メーカー、建物維持管理会社等建築設備分野に携わる多くの関係者にとっての業務改革の切り札と呼ばれているBIMについて、国内外のBIMの最新の具体的実例をご紹介いただきました。
内容
基調講演 「BIMによる建築生産の変化の可能性」
芝浦工業大学 工学部 建築工学科 准教授 志手 一哉 氏

「BIMによる建築生産プロセス変革(スマートBIMコンストラクション)への
              ワンステップ~大林組技術研究所オープンラボ2~」

株式会社 大林組 本社建築本部PDセンター 主席技師  焼山 誠 氏

「3DスキャナとBIMの連携 ~某機械室内の熱源設備改修工事~」
東洋熱工業株式会社 技術統轄本部 技術研究所 研究員 三浦 貴広 氏

ライフサイクルBIM ~NTTファシリティーズ新大橋ビルの事例~
株式会社 NTTファシリティーズ 研究開発本部 アドバンストFM部門
主任研究員 松岡 辰郎 氏

シンガポールにおけるBIM先進プロジェクトの実例と課題
                ~マーケットストリートタワー~

株式会社 竹中工務店 東京本店 設計部 設備部門 設備4グループ
主任 伊勢田 元 氏

「設備設計のBIMの現状とこれから」
株式会社 日建設計 エンジニリング部門 設備設計グループ
理事 副代表 設備設計部長 飯塚 宏 氏

第112回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『話題の大型複合施設における建築設備計画とその課題』
日時
平成27年2月25日(水) 13:30~17:30
趣旨
『あべのハルカス』や『東京スカイツリー』など「交通結節点」「複合用途」「垂直型コンパクトシティ」と呼ばれる複数の複合大規模プロジェクトが次々に竣工され、それぞれ規模の大きさだけでなく多様な空間機能を有することで街区・地域に対しても大きなインパクトを与えている。これからの低炭素化や防災強靭化の課題に対し、各プロジェクトが抱える課題をどのように解決し完成にこぎつけたのかを各プロジェクトの設備設計者から紹介頂きました。
また、事例報告に先立って今後の低炭素化・BCPなどに対応するための我が国の都市づくりについて、国土交通省大臣官房 審議官の田村 計氏に行政の立場からお話頂きました。
後半のパネルディスカッションでは環境・設備計画の分野でそれぞれ共通する課題あるいは相違点などについて忌憚ないご意見をいただき、これからのこの種のプロジェクトのあるべき姿等について議論を行いました。
内容
基調講演 「低炭素・BCDなどに対応するための今後の我が国の都市づくり」
国土交通省 大臣官房審議官 都市局担当  田村 計 氏

「あべのハルカス」の建築設備計画
株式会社 竹中工務店 大阪本店 設計部 企画プロポーザル部門
企画グループ長 坂口 佳史 氏

「東京スカイツリータウン」の建築設備計画(地域熱源設備を中心として)
株式会社 日建設計総合研究所 理事 上席研究員 岡垣 晃 氏

「JPタワー」の建築設備計画
株式会社 三菱地所設計 機械設備設計部 主幹 佐藤 博樹 氏

「虎ノ門ヒルズ」の建築設備計画
株式会社 日本設計 環境・設備設計群 グループリーダー 嶋田 泰平 氏

第111回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『設備工事における省力化の取り組み』
      ~建設労働者不足などに対する設備工事各社の試み~
日時
平成26年8月27日(水) 13:30~17:30
趣旨
東日本大震災の復興と2020年東京オリンピック開催決定による建設需要の増加、更に建設労働の担い手不足や資材の高騰等による現場における労働者不足や資機材高騰は設備工事業界においても深刻な問題となっています。本ゼミナールでは、こうした問題にどの様に対処していくかを課題に、設備工事会社による現場での省力化に向けた取り組み事例、成功・失敗事例など発表して頂き、業界全体で認識を共有し、この難局を一丸となって乗り越えるきっかけを提供できればと考えております。
内容
建設業の人材確保・育成に関する国土交通省の取組について
国土交通省 土地・建設産業局 建設市場整備課 課長 屋敷 次郎 氏

現場省人化に向けた取組み
新日本空調株式会社 技術本部 施工技術推進センター長 田村 稔 氏

排水のない配管フラッシング工法の紹介
高砂熱学工業株式会社 本社 技術本部 新技術開発部 担当課長 山口 淳志 氏

電力量計(WHM)の配線確認試験の効率化
株式会社 関電工 営業統轄本部 品質工事管理部 技能管理チーム
内線作業長 三枝 晃 氏

現場省力化に向けてのBIMソリューション
新菱冷熱工業株式会社 技術統括本部 BIMセンター長 岸本 洋喜 氏

パネルディスカッション
【コーディネーター】
一般社団法人 建築設備綜合協会 理事 ゼミナール委員
内藤 潔 氏(清水建設株式会社 建築事業本部 設備・BLC本部 設備技術部 設備技術部長)
【パネラー】
新日本空調株式会社 技術本部 施工技術推進センター長 田村 稔 氏
高砂熱学工業(株) 本社 技術本部 新技術開発部 担当課長 山口 淳志 氏
(株)関電工 営業統轄本部 品質工事管理部 技能管理チーム 内線作業長 三枝 晃 氏
新菱冷熱工業(株) 技術統括本部 BIMセンター長 岸本 洋喜 氏

第110回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『最新の病院施設計画と超高齢社会の医療福祉建築への取り組み』
日時
平成26年2月27日(木) 13:30~17:30
趣旨
医療における建築計画・設備の技術は日々進化を遂げている。近年の重要なポイントは医療施設のBCPと省エネグリーン化技術であろう。一方、今後世界的にも事例のない超高齢社会に向かう日本の医療のあり方も問われている。これまで主体とされた急性期医療中心の高度な医療施設は少しずつ充足傾向に向かい、一方で療養型の医療施設を含めた医療・福祉・介護施設の充実へと大きな方向転換が迫られている。本セミナーでは、医療福祉設備に関わる最先端の知見をお持ちの学識者・コンサルタント・実務設計者の方々にご協力頂き、「最新の事例」「医療施設のBCP」「グリーン化」「超高齢社会への展望」などのテーマ毎に施設の在り方などについて自由にご意見を述べていただきます。
内容
最新の病院施設計画と超高齢社会の医療福祉建築への取り組み
株式会社 伊藤喜三郎建築研究所 取締役 環境技術本部長 鈴村 明文 氏

超高齢社会に対応した医療施設の今後
株式会社 竹中工務店 医療福祉・教育本部 主監 辻 吉隆 氏
超高齢時代を迎える医療施設のあり方等について現在の急性期医療から
療養型医療施設へのパラダイムシフトなどについて講演

病院施設の今後
日本ヘルスケアプランニング株式会社 代表取締役 八田 正人 氏
病院行政の動き、今度の病院設備のありかた等について、現状と今後の展望について講演

次世代型グリーンホスピタル『足利赤十字病院』
株式会社 日建設計 設備設計部門 設備計画部 主管 塚見 史郎 氏
最新の高度な医療施設のBCPの省エネ・環境共生技術について紹介

病院設備設計 考察
株式会社 久米設計 環境設備設計部 部長 横山 大毅 氏
急性期および療養型医療施設などの中から講演

高齢者施設における計画のポイント
大成建設株式会社 設計本部 建築設計第5部 部長 松村 正人 氏
主として療養型医療施設の建築計画について講演

パネルディスカッション
パネラーの発表を基に「最新の病院施設計画と超高齢社会の医療福祉建築への取り組み」について議論

【コーディネーター】
株式会社 伊藤喜三郎建築研究所 取締役 環境技術本部長 鈴村 明文 氏
【パネラー】
株式会社 竹中工務店 医療福祉・教育本部 主監 辻 吉隆 氏
日本ヘルスケアプランニング株式会社 代表取締役 八田 正人 氏
株式会社 日建設計 設備設計部門 設備計画部 主管 塚見 史郎 氏
株式会社 久米設計 環境設備設計部 部長 横山 大毅 氏
大成建設株式会社 設計本部 建築設計第5部 部長 松村 正人 氏

第109回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『建築関係者が語る最新の学校建築の計画・設計・施工・管理』
日時
平成26年8月6日(火) 施設見学:11:00~12:30 講義:13:30~17:30
趣旨
建物の完成までには規模の大小にかかわらず、立場・職種が異なる多くの方々が係わっています。その係わりは建設時のみならずその建物が存続する限り継続します。一品生産である建築物は、完成までに工業製品にはない幾多の産みの楽しみと同時に苦しみを、それぞれの関係者(ステークホルダー)が共有・体験されます。
今回は2011.4より運用され、斬新的な建築設備システムを導入して今注目されている『東京電機大学東京千住キャンパス』をクローズアップして、その設計、設備工事及び建物管理に係った方々にご協力頂き、「防災」「負荷削減」「高効率手法」「再生可能・未利用エネルギー」などのテーマ毎に設計・施工・管理の在り方などについて自由にご意見を述べていただきます。
内容
趣旨説明・基調講演
今回のゼミナールの趣旨と対象建物の概要、建築設備における特徴ある技術・システムの簡単なご紹介。さらに建物の建設から維持管理におけるFBなど上流から下流までの連携の重要性などについてご講演いただきます。

【コーディネーター】
一般社団法人 建築設備綜合協会 理事一般社団法人 建築設備綜合協会 理事
芝浦工業大学 工学部 建築工学科 教授 秋元 孝之 氏

施設概要説明
東京電機大学 常務理事 工学博士 射場本 忠彦 氏
建築主である射場本教授から対象建物のコンセプトと施設概要を
環境分野のプロフェッショナルとしてのお立場からお話いただきます。

パネルディスカッション
本プロジェクトにおけるいくつかの重要テーマごとに射場本教授と百田准教授より各要素技術について御解説いただきます。それらを受ける形で各パネラーの皆様からは、それぞれの立場における課題とその解決方法・その成果と反省等を語っていただきます。また、建物運用後に実施されているコミッショニングについても各パネラーよりお話いただきながら、最適運用についても議論していただきます。

【コーディネーター】
一般社団法人 建築設備綜合協会 理事 秋元 孝之 氏(芝浦工業大学 工学部 建築工学科 教授)
【パネラー】
・建築主
東京電機大学 常務理事 工学博士 射場本 忠彦 氏
東京電機大学 未来科学部 建築学科 准教授 百田 真史 氏
・設計、設備施工、建物管理会社
(日建設計、日建設計総合研究所、東洋熱工業、関電工、
 鹿島建物総合管理など予定しております。)

第108回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『設計事務所設備設計者が語る、最新の設計思想』
日時
平成25年2月27日(水) 13:10~17:20
趣旨
高度成長期から建設ラッシュを迎えたわが国は、その後多くの建物がその時代背景の中で生まれた社会ニーズ・顧客ニーズに沿った設計思想のもとで、その時代の建設・建設素材・情報通信の技術革新に裏打ちされた高い品質の建物を作り続けてきました。そして、昨年の東日本大震災において想定外のことが起こりこれからはさまざまなリスクが何時、どんな形で降りかかってくるか予想できない状況の中で、災害にたいするレジリエンスの高い建物の計画を進めなければならない状況です。それと同時に日本のエネルギー需給の構造が大きく変化し、再生可能エネルギーの利用の促進・建物のZEB化・スマートビル・スマートコミュニティへの対応等、大きく社会環境が変わってきました。一方、地球温暖化防止という観点からCO2削減という大きな命題も与えられています。
そこで、建物用途の独自性を捉えて、技術革新によって計画がどのようにかわってきたか、社会の状況変化をどのように設計思想に反映して計画してきたか、各用途の建物の最新の事例を基準として、その設計思想・計画手法の変遷を設備を中心に判りやすく解説していただき、今後、東日本大震災以降の状況変化にどのように対応していかなければならないか、パネルディスカッションで設計者としての思いを語っていただきます。
内容
各設計者からの物件の設備概要
各パネラーから建物の概要、コンセプト、売り物など本パネルディスカッションのテーマに沿った内容をご紹介いただきます。特に省エネ・省CO2やエネルギーセキュリティなどエネルギーに係わる各建物の最新技術をご説明いただくと共に、昨今の電力不足など新しい課題に対する特徴的な取り組みなどを設計担当者の立場でご紹介いただきます。

パネルディスカッション
パネラーの発表を基に「各施設計画の設計思想と注目点」「東日本大震災以降の設備設計のあり方」の2つのテーマで議論を行っていただき、これからの課題に対する解決方法や今後の方向性について議論していただきます。

【コーディネーター】
一般社団法人 建築設備綜合協会 理事
芝浦工業大学 工学部 建築工学科 教授 秋元 孝之 氏

【紹介建物およびパネラー】
『新潟日報メディアシップ』
(株)石本建築事務所 執行役員 環境統合技術室長 木村 博則 氏

『東京都立多摩総合医療センター・小児総合医療センター』
(株)日建設計 設備設計部門 設備設計部 技術長 粕谷 浩司 氏

『東工大環境エネルギー・イノベーション棟』
(株)日本設計 環境・設備設計群 主管 阿久津 太一 氏

『ザ・ゲートホテル雷門』
(株)松田平田設計 総合設計室 環境設備設計部 部長 丸山  純 氏

『埼玉メディカルパーク』
(株)山下設計 環境設計部門 部長 倉田 雅史 氏

第107回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『 建築設備の開発物語(その1) 』 -建築と生活を変えた人と技術の物語-
日時
平成24年11月30日(金) 13:15~18:00
趣旨
現在の我々の周辺には、様々な設備機器が当たり前のように存在しています。これらの設備機器は今や日常生活には無くてはならないものとなっています。しかしながら、60数年前、戦後の焼け跡から再出発した時代には、これらの設備機器のみならず、風呂ひとつ無い生活が当たり前でした。このような生活が如何に不便で、日常生活や仕事を根底から覆すものかは、阪神大震災や東日本大震災とそれに続く電力不足で多くの人が実感しました。また、このような事態を再発させない試みが様々な方面で開始されています。
そこで、この今をつくり上げてきた背景にある多くの技術者の知恵と努力を振り返り、奥に潜む建築設備技術の基盤を理解していただき、パネルディスカッションではその製品のみならず、建築設備がこれからも技術革新により可能性がどこまで広がり、市場マーケットがどこまで伸びそうか、夢を語っていただきたく企画いたしました。
なお、講師陣は、必ずしも日本で最初の開発者というわけではなく、世の中のニーズを敏感に感知し、試行錯誤の上、悩み抜いて開発した個人や組織の有様を語って頂く事が趣旨になります。
内容
社会が求めた技術が時代を変えた(設備開発の時代背景)
一般社団法人 建築設備綜合協会 名誉会長元 早稲田大学教授 石福 昭 氏

シーズからニーズへ(ウォシュレット開発物語)
TOTO株式会社 執行役員 マーケティング本部長 野上 薫 氏

ガラパゴスから世界へ(ビルマル開発物語)
ダイキン工業株式会社 空調営業本部 カスタマーサポートセンター
副参事 枝廣 克幸 氏

貯める技術が地球を救う(蓄電池開発物語)
株式会社 GSユアサ リチウムイオン電池事業部  企画本部 部長 中満 和弘 氏

第106回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『最新のゼネコン自社施設への取り組みと今後の展望』 -各社の設備設計担当者が語る-
日時
平成24年9月19日(水) 13:30~17:30
趣旨
ゼネコン各社は自社関連施設の計画に際して、自社開発の機器やシステムを、その性能確認・実証の場として導入している。近年は、単なる省エネだけでなく、環境配慮設計、知的生産性、ゼロエネルギー、ゼロカーボンなどのコンセプトに沿って時代を先取りした画期的な機器・システムの導入も試行されている。
さらに、震災以降は、節電やBCPなどのニーズに対応するため、設計者としてだけではなく、自らがモルモットとなり、施設を利用する立場での専門的な評価結果を学会などで発表し注目を浴びている。
本ゼミナールはパネルディスカッションを中心にゼネコン各社が総力を挙げて計画・設計・施工した最新の超省エネ自社施設を通して、建築と設備の計画手法、システムや機器の機能・性能、コミッショニングや竣工後のチューニングなど、業界全体に係わる多くの課題と今後の方向性を探る。
内容
趣旨説明
【コーディネーター】
一般社団法人 建築設備綜合協会 会長
佐藤 信孝 氏((株)日本設計 取締役副社長執行役員)

各建物の紹介と今後の方向性
各パネラーから建物の概要、コンセプト、売り物など本パネルディスカッションのテーマに沿った内容をご紹介いただきます。特に省エネ・省CO2やエネルギーセキュリティなどエネルギーに係わる各建物の最新技術を予測や実測値を織り交ぜながらご説明いただくと共に、昨今の電力不足など新しい課題に対する特徴的な取り組みなどを設計担当者の立場で紹介。

パネルディスカッション
パネラーの発表を基に「各施設計画の注目点」「技術者個人の立場から旬の話題」の2つのテーマで議論を行っていただき、これからの課題に対する解決方法や今後の方向性について議論。

【コーディネーター】
一般社団法人 建築設備綜合協会 会長
佐藤 信孝 氏((株)日本設計 取締役副社長執行役員)

【紹介建物およびパネラー】
『大林組技術研究所本館』
(株)大林組 名古屋支店 設備設計部長 伊藤 剛 氏

『鹿島建設技術研究所研究棟及び実験棟』
鹿島建設(株)建築設計本部 設備設計統括グループ
グループリーダー 弘本 真一 氏

『清水建設本社ビル』
清水建設(株)新本社設計室 設備設計グループ 設計長 高橋 満博 氏

『大成建設札幌支店ビル及び技術センター(リニューアル)』
大成建設(株)設計本部 設備Ⅱ群 熊谷グループ シニアエンジニア 梶山 隆史 氏

『竹中工務店本社社屋』
(株)竹中工務店 東京本店 設計部設備部門 副部長 設備担当 白鳥 泰宏 氏

第105回建築設備綜合ゼミナール

テーマ
『BCP 東日本大震災で何が変わったか』
日時
2012年2月24日(金) 10:30~17:15
趣旨
東日本大震災では、地震と津波と放射能汚染災害という想定外の複合災害により広域での甚大且つ壊滅的な被害を受け、地域社会そのものの存続にも大きな影響を与えている。それにより、地域行政や地域社会を形成する企業も含め、あらためて事業継続計画(BCP)の策定の重要性とその導入が促進されるべきことが確認された。
そこで、第105回ゼミナールでは、復旧・復興計画や近未来に想定される大地震災害に向けての最大の課題であるBCPをテーマとし、今回の東日本大震災の教訓を踏まえ、今までのBCPの考え方がどのように変わっていくかを主眼に、事業継続や機能維持の考え方、リスク評価手法に基づく被害の定量的予測手法、リスク評価全体の中での設備機器の位置づけ、建物使用エネルギーの需給調整技術などの設備対応、それらを基にした建物機能維持・適応能力の考え方、BCP対応建物の実施例などを関係各社の方々にご講演頂いた。
内容
事業継続(Business Continuity)の取り組みと
     建物のレジリエンス(建物機能維持・適応能力)の考え方
                -「建物機能継続計画」の策定について-

国立大学法人 豊橋技術科学大学大学院 工学研究科
建築・都市システム学系 准教授 増田 幸宏 氏

東日本大震災を踏まえた東京都の防災対策 -東京都防災対応指針-
東京都 総務局総合防災部 情報統括担当課長 星 智雄 氏

災害への対応事例と東日本大震災以降の事業継続マネジメントの進展
                    -次なる脅威を乗り越えられるか-

株式会社NTTファシリティーズ BCPビジネス本部 上席コンサルタント 佐藤 沢 氏

震災後の新しい設備対応
   -分散型電源と負荷制御を統合した建物使用エネルギーの需給調整技術-

清水建設株式会社 技術研究所 地球環境技術センター所長 沼田 茂生 氏

地震リスク評価によるBCP対応 -建物の機能と復旧曲線の定量的評価手法を中心として-
大成建設株式会社 技術センター ニューフロンティア技術開発室 坂本 成弘 氏

東京ガス磯子スマートハウス集合住宅版実証試験について
         -様々なエネルギーをつくる・つながる・分け合う家-

東京ガス株式会社 リビング企画部
省エネルギー・新エネルギー推進G 榎本 奈津子 氏

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